抜けてるくらいがちょうどいい

人間というのは裏表のある生き物。

それは当たり前のことだ。

子供なら、他人の裏の顔を知ってショックを受けることはあろうが、大人が驚いているようでは、逆に笑われる。

そうはいいつつも、最近の著名人による「性加害」報道には驚かされる。

世間に見せる顔とはあまりに掛け離れた一面。

彼らはおそらく、人間を ”丁寧に接するべき人” と ”ぞんざいに扱っていい人” に区別していて、

後者は自分の欲望のはけ口としてしか見ていないのだろう。

表と裏、どちらがその人の真の姿か、と疑問に思うことがあるが、おそらく、どちらも本当の姿なのだろう。

表を見せているときは、本当に周囲の人から敬われるような人格でいるのだろうし、きっと本人もそのことに疑いはない。

ただ、周囲の目を気にしたり、他人へ気遣いをするあまり、そのストレスが裏の顔の邪悪さを肥大させているのではないか。

完璧な人などいない。

皆、少しは性格の悪いところもあるし、バカバカしいところもある。

ある程度、”抜けて”いて、それを表に出せるくらいがちょうどいい。

そんな人間でいたいと思う。

 

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