今の部署(本業)での仕事も残りあと3ヶ月。
筆者には不向きな仕事だったが、残りわずかとなると感慨もひとしおだ。
嫌な仕事、苦手な仕事にどう向き合うか。
ここ数年、そればかりを考えてきた。
そもそも業務が自分に向いていないし、一緒に仕事をする人とも性格が合わない。
やりたいことと真逆の部署だったので、モチベーションも湧かない。
完全な逆境だったのだが、それをどう乗り切るか。
告白すると、毎日ため息を出していた。
置かれた場所で咲きなさい、という本があるが、
その精神が大事なのはわかっている。
ただ、どうやって仕事への情熱を燃やせば良いのかがわからない。
その一方で、嫌だ嫌だと思いながら毎日を過ごすのも辛い。
なんとか、今の仕事に価値を見出す必要があった。
その価値を見出したのは、その部署で仕事を始めて1年くらい経ったときだろうか。
どちらかというと、他のチームの裏方・サポート的な役割の仕事なのだが、
「他チームを活かすために自分はいる」
と信じることで、視野が広がった気がした。
だが、視界が開けても、辛いものは辛い。
その辛さを押し殺して、仕事をした。
すると次第に、上司にも認められるようになった。
この我慢強さは、FXから学んだことだ。
FXで稼ぐためには、損失も受け入れなければならない。
なぜなら、すべてのトレードで稼ぎを出すことなど無理で、
稼いでいる人でもせいぜい勝率6割ほどだからだ。
つまり、トータルで稼げれば良いのだ。
今の仕事も、他人に何を言われようが、一定の成果を出せば良い。
トータルで見て「いい仕事をした」と言えれば、それでいいのだ。
FXの精神は仕事・人生にも通ずると思う。
それが知れたのも収穫だった。