働き方改革が聞いてあきれる

昨今の新型コロナウィルスの流行が、社会に大きな影響をもたらしているのは、ここで書くまでもない。

マスクやトイレットペーパー、小学校の休校など様々あるが、社会人にとっては、働き方に影響が出ている。

政府は、できるだけ人が集まる機会を少なくするため、時差出勤やテレワークの活用を呼びかけている。

 

筆者の職場もそれに従い、当分の間、以下のような働き方を義務付けてきた。

 

・原則毎日時差出勤

・週1回以上はテレワーク

 

状況が状況なので仕方がない。

筆者も可能な限りその取り組みに協力しようという姿勢だ。

 

しかし、筆者の職場はお堅い。

堅すぎて悲しくなってくる。

 

たとえば、一日有休をとる週があったとしても、その週でも1回以上のテレワーク実施を求めてくる。

有休一日が1回のテレワークと同じ効果を有しているはずなのに。

そしてテレワークは、祝日がある週でも同様に求められる。

その週に有休を一日とると、勤務日が三日しかない中、1回はテレワークを実施しないといけない。

 

筆者にとってこれは大変に厳しい。

 

その理由は二つある。

 

一つは、筆者の仕事柄、どうしても職場に来ないとできない仕事があるためだ。

職場には、家に持って帰るPCが接続できないネットワークが存在する。

(セキュリティレベルの高い情報は、持ち帰り用PCからアクセスできない。)

 

そのため、そのようなネットワークに接続しなければできない仕事は、テレワーク日以外の日に実施しなければいけない。

そのような仕事の比率が低ければいいが、場合によっては全仕事の八割方がその仕事に該当する週もある。

 

そして二つ目の理由。

それは、仕事の特性上、会議が多いということである。

 

もちろん、無駄な会議はすでに排除している。

それでも会議は多い。

メールや電話では伝わらない点はどうしても生じる。

その場合、対面での説明が必要になるのは仕方ない。

 

そんな会議がテレワークを実施しない日に集中するのだ。

一日会議に忙殺されて終了という日もある。

 

だがそんなことはおかまいなしに、職場は週1回以上のテレワークをゴリゴリと押し付けてくる。

そこで筆者は、祝日のある週に有休をとる場合、その有休取得日の朝一時間だけテレワークし、残りを休暇にすることにした。

こうすることでノルマは達成できる。

 

本当に意味がわからない。

なぜこんなことまでしてノルマを達成しないといけないのか。

頭が堅すぎやしないか。

 

休みを返して欲しい。

もっとひどいケースがある。

違う部署では、どうしてもテレワークのノルマを達成するために、朝テレワークをして、その後1時間ほど有休をとってその時間で出勤し、午後から職場で仕事をしている人もいるらしい。

 

本当に意味が分からない。

 

働き方改革と言われている昨今、こんな働き方があっていいのだろうか。

腹が立って仕方ない。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。