仕事は、人生の質に直結する。
誰かがそんなことを言っていた。
その通りだと思う。
仕事の充実度が、プライベート時間の良し悪しにも影響する。
仕事が順調なら、遊びも楽しいし、ぐっすり眠れる。
その逆もまた然り。
だから、仕事選びは大切だ。
職業はもちろんのこと、部署や役職も重要だ。
年を重ねると、役職も上がってくる。
そしていつしか、管理職も見えてくる。
このタイミングで、一度立ち止まって考える人も多いのではないか。
プレーヤは楽しいが、マネージャは魅力に欠ける。
マネージャの仕事は、人や業務の管理が主。
プレーヤで活躍してきた人の能力を存分に発揮する立場、とは言えない。
クリエイティブな能力もあまり求められない。
上からも下からもうるさいことを言われる。
残業代が出ないのに、やたら残業が多い。
筆者の目から見ても魅力に欠ける。
先輩で、そろそろ管理職が見えてきた人がいる。
しかし彼は転職を考えているらしい。
管理職が嫌だからだ。
組織に長い間いると、悪いところが見えてくる。
管理職は、そんなどうしようもない欠点と付き合いながら、部下からの突き上げにも対処しなければならない。
優秀なプレーヤとして働いてきた人なら、なおさら、そんな非生産的な業務はやりたくないと思うだろう。
筆者もいつか管理職になるかもしれない。
それまでに、管理職になる覚悟を決めるか、あるいは、別の仕事を探さなければならない。
後者であるなら、その仕事が、小説家であることを強く願う。