しばしの独身生活

おかげさまで、出産後の妻と子は健康そのものだ。

妻は出産後の痛みはまだあるものの、日常生活に支障はない。

子供も、寝る、飲む、排泄する、泣くの繰り返しで、元気そのもの。

 

出産が年末だったおかげで、年末年始の休暇を利用して、

出産から退院までずっと家族と一緒にいることができた。

 

家と妻の実家と病院をひたすら行ったり来たりする毎日で疲れたが、

出産後の一週間を家族とたっぷりと過ごせたことはとてもよかった。

(ひたすら妻のサポートに徹する毎日だったが、妻も満足してくれたはずだ。)

 

退院後、妻と子は妻の実家で暮らしている。

冬の寒い間は、実家で義母のサポートを受けたいらしい。

 

平日可愛い子供に会えないのは残念だが、しかし良いこともある。

 

そう。独身生活が帰ってきたのだ。

 

妻のいないアパート。

料理、洗濯、掃除。全て自分の仕事。

面倒なことこの上ない。

 

が、それを補って余りあるほどの良いことが。

 

そう、筆者は自由を手にしたのだ。

 

これまで虐げられてきた毎日を送ってきたが、何にも縛られず、

何を食べても怒られず、物を出しっぱなしにしても怒られず、

妻に気を遣う必要のない毎日がやってきた。

 

これを自由と言わず、何と言おう。

 

自由最高。

 

こんなことを言っているのが妻にバレたらどうなるか恐ろしいが、

つかの間の休息を楽しみたいと思う。

 

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