何を隠そう、筆者は仕事の関係で英国に6ヶ月住んでいたことがある。
アパートの契約や公共料金の支払い等、生活関連のことは全て筆者一人で処理しなければならなかった。
職場はロンドンからだいぶ離れた地域で、周辺には日本人がほとんどおらず、当然ならがその職場では日本人が筆者一人だけだった。
月に一度、日本人の知り合いに会うためにロンドンに行くことを除いて、全く日本語を使わなかった。
今から思い返しても結構ハードな月日を過ごしたと思う。
そんな日々を過ごしたが、英語はそれほど得意ではない。
英語を使うことに対して度胸はつくが、たかが6ヶ月の海外生活では上達は知れている。
帰国してから数年。
その間、仕事上全く英語を使う機会はなかった。
そんな筆者に、久しぶりに国際業務が回ってきた。
インド人に対するプレゼン、そして彼らとのディスカッションである。
かなり、ハードルが高い。
正直気乗りしない。
英語を使う仕事が嫌なわけではない。
インド人の英語が嫌なのだ。
英語が上手な人でも、彼らの発音には慣れるのに時間がかかると言われる。
そんな彼らと、よりによってディスカッションである。
そして、その仕事の中身も結構な負担だ。
プレゼン資料は筆者が作成しなければならない(もちろん英語で)。
そして彼らの仕事がどのような制度、スキームに基づいているのかも事前に予習しておかなければならない。
それを、普段やっている業務を通常どおりこなしつつ、空き時間で進めなければならない。
まったく、働き方改革とはなんなのだ。
筆者の職場には存在しないのか。
そのプレゼンまで約1ヶ月。
まずは、YouTubeでインド人の英語に慣れるところから始めよう。