バンドワゴン効果作戦

バンドワゴン効果というものをご存知だろうか。

行動心理学の用語なのだが、要するに、

 

人間は、大勢に人気のあるものを欲して群がる現象

 

を言う。

 

最近でいえば、タピオカミルクが良い例だ。

タピオカミルク自体は、昔からある飲み物だった。

それが、ここ1年ほどで大ブームになっている。

街には専門店ができ、若者が長蛇の列に並んで買っている。

 

もちろんタピオカミルクが本当に好きで飲んでいる人もいるだろう。

しかしほとんどの人が、周りが飲んでいるから、という理由で飲んでいる。

 

友達の間で流行っているから。

あそこの店が美味しいってテレビで特集されているのを観て気になって。

みんな美味しいって言うから、試しに一度飲んでみようかと思って。

 

こんな具合だ。

 

ブームになったら、皆がそのブームに乗ろうとする。

サクラが商品を買えば、それをきっかけに皆がその商品を買おうとする。

肥後と寺門が「じゃあ俺がやるよ」と手を挙げると、上島も「いや俺が」と手を挙げる。

 

それがバンドワゴン効果である。

 

そこで筆者は考えた。

 

バンドワゴン効果をうまく利用して、妻との関係を良好にできないだろうか。

 

どういうことか。

 

筆者が皆から「話が面白い」と言われれば、

妻も旦那の話は面白いと勘違いしてくれるのではなかろうか。

 

おいおい、妻にも笑ってもらえないお前が、なんで他人に笑ってもらえる?

 

そう思った方もおられよう。

 

はっきり言おう。

 

あなたの言うとおりだ。

筆者を面白いと思う人間は非常に少ない。残念ながら。

 

しかし、妻を笑わせるより、妻の家族や親戚を笑わせる方がハードルは低い。

妻の笑いのハードルが高いというのもあるが、それだけではない。

妻の家族や親戚が筆者と話すときは、基本的にオープンマインドだから、笑いやすいのだ。

 

だから、彼らに会っているときにいつもより張り切れば、笑ってくれる可能性が高い。

 

筆者が身内を笑わせているのを見れば、

妻も筆者を見る目が変わってくるのではないだろうか。

 

ずいぶん回りくどい作戦のようにも思えるが、

遅々として筆者の笑いの実力がつかないのだから仕方ない。

 

名付けて、「バンドワゴン効果で嫁を振り向かせる作戦」である。

 

さて、ここまで読んでくれたそこのあなた。

 

こんなくだらない作戦のことで最後まで付き合わせて申し訳ない。

 

どうか、つまんねー奴、と言わないでほしい。

 

あなたががつまらない、とい言い出すと、皆そう思ってしまうかもしれないのだから。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。