住むところ問題

今困っていることがある。

はっきり言って、とても困っている。

コロナウィルスよりも、外出自粛よりも困っている。

 

何に困っているのかと言うと、子供の泣き声が大きすぎるのだ。

 

なんだそんなことかと思う人もおられようが、この泣き声の大きさが尋常ではない。

喉が千切れるんじゃないかというくらい泣く。

近所で聞くと、幼児虐待ではないかと疑われるレベルである。

しかも、一日に何度も起きる。

 

あまりに大変なので、平日は妻と子で保育園に通っている。

保育士さんに日々育て方を教わりながら、何とか一日一日過ごしているのだ。

 

こういう状況のため、生まれてから数ヶ月経つにもかかわらず、妻子は実家暮らし。

そして筆者はアパートで一人暮らしである。

妻の実家は大きな一軒家だからまだ良いが、アパートでだと狭い上にご近所も気になるためだ。

 

子供など泣いて当たり前。

 

筆者の母親に現状を伝えたところ、そんな言葉が返ってきた。

筆者もそう思っていた。

きっと読者の中にも、

 

贅沢言ってないで、とっとと引っ越せばいいんだよ。

 

と仰る方もおられよう。

 

しかし、広い実家で育ってきた妻にとっては、狭いアパートで過ごすこと自体がストレスになるようだ。

加えて、子供の世話。初めての子だから妻にも全く余裕がない。

 

筆者も子育てを頑張るのだが、仕事があるため、義母のようには支えてあげられない。

総合的に判断しての実家暮らしである。

 

ちなみに筆者が妻の実家に住むのも辛いものがある。

間取りの関係上、筆者自身の部屋が準備できないのに加え、実家からだと職場まで片道二時間もかかる。

これでは平日子供の世話ができるわけがなく、毎週末だけしか世話ができないんだからアパート暮らしの現状と大差がない。

 

というわけで、現在一軒家を借りれないか調査してるところである。

一軒家を買うのも手だが、今の地にずっと住むのかもわからないので、できれば借家にしたい。

 

だが、なかなかいい物件が見つからない。

 

こういうわけで、一人暮らしがずっと続いている。

 

一人で気楽じゃん、と言う方もおられようが、週末子供に会いに行って顔を見られた途端泣かれるのは哀しいものがある。

 

住むところ問題は、いつか妻との間で火種になるだろうなと思っていたが、まさかこういう形で問題になるとは思ってもいなかった。

子育てが難しい期間はわずかということを考えると、このまましばらくの間は別々に暮らすのも選択肢である。

 

何が正解かはその家族によって異なる。

 

家族で相談しながら、折り合いをつけるしかない。

 

 

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