先日、会社の同僚と昼飯を食べていて、嫁との関係の話題になった。
その同僚は、来年開催される東京五輪のチケットの抽選に見事当選したのだが、
そのことが今、嫁との関係で悩みの種になっているというのだ。
同僚が応募したのは、五輪のバスケットボール男子の10試合程度。
そのうち、3試合に当選した。
いずれも同僚一人分のチケットである。
NBAの試合を観るのが好きな彼は、NBA選手のプレーを
生で観れるかもしれない機会に興奮する一方、
バスケの試合観戦に全く興味がなく、子育てに追われている妻に対して、
後ろめたい気持ちを持っているという。
じゃあ観に行かないのか、と尋ねた筆者に対し、彼はこう答えた。
ポイント貯めるしかねーな。
そう、ポイント。
つまり、普段から家事を手伝う等、嫁の喜ぶことをしてポイントを稼いでおくと、
嫁と揉めることなく、スムーズに自分の好きなことをできるのである。
これは筆者も強く感じるのだが、夫婦の関係はポイントで
均衡が保たれていると言って良い。
一つ屋根の下で暮らす夫婦。
どちらか一方が独りよがりな生き方をしていたら、二人の間には緊張感が走る。
それを救う術がポイントなのである。
ポイントがあれば、どちらか一方だけが楽しい思いをしても
お互いハッピーなままでいられる。
これが特に子育てに追われている夫婦の関係だと、ポイントは一層重要になる。
子育ては、否が応でも妻側に負担がかかる。
妻に不満が溜まりがちになるのは仕方がない。
そこで、夫側は日頃からポイント稼ぎに精を出さねばならない。
先の同僚が偉いのは、稼いだポイントを使って好きなことをしたときは、
アフターケアもきちんとするところである。
彼の場合であれば、一人でどこかに出かけた際は、アイスを買って帰るそうだ。
このアフターケアにより、ポイントの消費が軽減される。
つまり、「出かけてもお土産がある」という妻にとってのプラスがあれば、
ポイントの消費量が少なくなるのである。
大変エコロジーである。
ちなみに、筆者の経験上、このポイントの有効期限は結構早い。
もって三ヶ月がいいところである。
なので、旦那側は日常的にポイントを稼いでおくことをお勧めする。