普段のニュースやネットやテレビを見ていて、思うことがある。
特に芸能の世界において、年齢のアドバンテージというのは大きい。
つまりは、若ければ有利だということだ。
例えば、Aという歌手とBという歌手。
Aは現役高校生の16歳。
Bはデビューして10年以上鳴かず飛ばずの35歳。
二人とも、ルックスはそこそこで、実力は折紙付き。
Bが長年売れなかったは曲に恵まれなかったから。
さてこの二人、運良くヒット曲に恵まれることになった。
どちらの歌手の方が、世間へのインパクトが強いだろう?
おそらくAではないだろうか。
現役高校生歌手。早熟の天才。
そんなキャッチフレーズが記事のタイトルになるかもしれない。
とかく世間では若いというのはもてはやされる。
人々の耳目を集める職業であればあるほどそうである。
若いというだけで、人々の心を掴むのだ。
本来は実力で評価されるべきなのだから、年齢は関係ない。
もちろん、
経験が浅いのにここまでできるのか。
この先が楽しみだ。
といった将来性に惹かれるのはわかる。
しかし、若いからといって、将来に渡って活躍できる保証はどこにもない。
Bが歳を食っているという理由で、Aの方が長く活躍できるなんてことも言えない。
むしろ、若いほど人間の基礎ができていないために、簡単なことで道を踏み外してしまう可能性もある。
筆者はこれを若さの過大評価と言っている。
もてはやされたっていいことなんてない。
しっかりと地に足をつけて歩まなければならない。
ここのエッセイでも何度か触れているが、筆者はFXをやっているのだが、その経験を通して強く思う。
偶然得た大きな利益ほど怖いものはない。
自分は天才なんじゃないかと勘違いしてしまい、気づいたら取り返しのつかないほど大損してしまった、というのはよく聞く話だ。
見た目や経歴の外見などではなく、その人の本質を見なければならない。
FXをやっていると、いつもこんな風に身を引き締められる。