怠惰な人間

自分自身、性根は怠惰な人間だと思っている。

学生の時は、なるべく勉強せずに、外にも出歩かずに、好きな映画や小説を読んで過ごすのが好きだった。

部活動も学校から強制されたので入部したが、幽霊部員として過ごした。

授業のあと拘束されるのが苦痛だったし、他人と過ごすのも好きではなかった。

 

全く覇気のない人間だった。

 

勉強は怒られない程度にはした。

嫌だったが、しなければ親に怒られるし、なにより家が裕福でなかったので、将来の食い扶持を得るためにはせざるを得なかった。

 

そんな人間が大人になったからと言って、人が変わるわけがない。

 

世間には仕事好きもいるだろうが、筆者は基本仕事をしたくない人間である。

もし結婚をしていなくて、ベーシックインカム制度が導入されたら、真っ先に仕事を辞めてしまうのではないかと危惧している。

 

怠惰なくせに、欲は人並みにある。

だから、いつも「もし大金が手に入ったら」という妄想をしている。

妄想して毎回行き着くのは、のんびりと好きな映画を観たり小説を読む、というつまらない生活だ。

 

結婚して、子供が生まれて少しはマシな人間になったが、外的要因があったから変わらざるを得なかっただけだ。

ピュアで混じりっけのない筆者は、我が子のお手本になれる人間ではない。

 

だからなのだろう。

きっとそういう人間であると、天から誰かが見ていて、筆者には金を掴ませないようにしているのだ。

 

FXでなかなか勝てないのもそのせいなのかもしれない。

あるいは、本当に性根を改めることができたときに、金が降ってくるのかもしれない。

 

だが、そのときはきっと仕事好きになっているはずだから、他人から貰わなくとも自分で稼げるようになっているのだろう。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。