スギ花粉やハウスダストに対してアレルギーを持っている筆者。
昨年は春先に鼻水とくしゃみが止まらなくなった。
仕事が忙しかったので放ったままにしていると、38度を超える高熱が出てダウン。
頭がぼーっとして、喉も痛む。
風邪かと思って家で寝ても一向に症状が収まらず、とうとう病院に行くと、急性の蓄膿と診断された。
粘膜の炎症を抑える薬と、鼻水を出しやすくする薬をもらい、それを飲んで一週間すると症状はなくなった。
医者には、なるべく家は綺麗にして、花粉の時期はマスクや薬で症状を抑える等してください、と言われた。
しかし、学習能力の低い筆者。
医者に忠告を受けていたにもかかわらず、対策を怠り、今年、またもや鼻水とくしゃみが止まらなくなったのである。
頰の奥が重い感じになったので、耳鼻科に行ったら鼻の奥の粘膜が腫れていると言われた。
蓄膿になる手前である。
昨年と同じような薬をもらった。
症状が出ると、アレルギー物質が少しでも体内に入れば鼻水とくしゃみが出てしまう。
そこで、あまり好きではないのだが、マスクを着用することにした。
着用すると、一気に症状がおさまる。本当に楽になる。
しかし一方で、弊害もある。
日頃から、妻に表情が暗いと言われている筆者。
なので、普段からできるだけ表情筋を動かそうとしているのだが、
マスクをしたまま大きく表情を変えようとすると、マスクがずれて位置を直す必要が出てくるのである。
大きく笑ったり、口を大きく開く動作が億劫になる。
そのため、マスク着用時は、無意識のうちに口の動きが小さくなっていたようである。
家に帰って、マスクを外し鏡の前に立つと、面白くなさそうな顔が映っていて驚くぐらい。
表情を明るくしたい方は、マスクの着用はなるべく避けたほうが良いかもしれない。
そしてふと思ったことがある。
外国人はマスクをしないと言われている。
筆者が半年ほど英国にいたときも、道を歩いていてマスクをしていた人を見たことはなかった。
なぜか。
単純に、マスクをする習慣がないというのもあるだろう。
外国でマスクをしていると奇妙な目で見られるらしい。
しかし、何か病気が流行したときなどをきっかけに、マスクの着用が広まってもおかしくないが、その動きもない。
衛生に気を遣っているはずの先進国でもそうなのだ。
きっと、外国人、特に話すとき大きく口を動かす欧米人にとっては、マスクは日本人以上につけ心地がよくないのだろう。
話すたびにずれてしょうがいないに違いない。
欧米人でもつけ心地のよいマスクを開発すれば、一儲けできるかもしれない。
そして筆者もそれを着用し、思いっきり表情を動かしたい。