人生において悩み事は尽きない。
誰もが、悩み事のなく暮らしたいと思っている。
では、悩みがない世界が幸せか。
筆者の答えは否である。
悩みに向き合うことで、考えが深まる。
そこで導き出した考えが、将来に活きる。
つまり、悩みは成長に欠かせないことだ。
また、同じ悩みを持つ人に共感できる。
あなたの共感力が高まる。
これもあなたにとってプラスに働くことだ。
こう考えると、人間社会に大なり小なりの悩みが尽きない理由が見えてくる。
つまり、悩みというものは、人類が進化するため、人間社会を維持するために、
意識的ではないにせよ、我々が本能的に発生させているものなのではないか。
悩みがなければ、人類は考えない。
解決することがないのだから。
すると、平和ボケするばかりだ。
そうなると人間は世代を追うごとに徐々に退化し、いつしか来る異常事態に対応できず滅んでしまう。
絶え間なく戦争を起こすのも、SNSで他人を叩くのも、全部そうなのではないか?
生物は、全体として、生存を維持する方向に向かっているはずである。
これを是とするならば、戦争も諍いも生存のため。
ここで悩み考えて、知識を蓄積し、かつ緊張感を維持するために行っていることなのではないか。
ふと、そんな突飛なことを考えた。