このブログを始めたのは約四年前。
始めたのは、「話が面白い人間になって、妻を楽しませたい」という理由だった。
まだ結婚して間もない頃だったが、当時は妻との関係が最悪で、顔を合わしては喧嘩ばかりしていた。
お互い大人になりきれていなかったのだと思う。
当時よく言われたのは、
あなたと一緒にいても、全然面白くない。
だった。
自覚があったので心が抉られるような言葉だった。
だが、何とか夫婦の関係を良くしようと、少しでも面白くなろうと、このブログを始めた。
それから四年経った。
夫婦関係は当時よりもだいぶ良くなった。
喧嘩は未だに絶えないが、筆者自身も妻が不機嫌になったときの対処法がわかってきたし、
妻は妻で、何を言うと筆者が怒るかわかってきたようだ。
彼女も少しずつ言い方も工夫してくれるようになった。
正直なところ、筆者が面白くなったとは思わない。
トーク力も普通だし、会話のテンポだって良くない。
だから、このブログが妻との関係改善に役立ったという自覚はない。
ではどうして関係が改善したのか。
時間が解決してくれたというのはある。
一緒に暮らすうちに、お互いのことが分かるようになってきた。
しかし、一番大きかったのが、子供の存在だ。
筆者はどうしても子供が欲しいわけではなかった。
だが、妻が強く望んだので子供を得る選択をした。
筆者も子供は好きなので、生まれてからは子育てに協力した。
それが良かったのだと思う。
妻の大変さがわかり、家事にも協力的になった。
筆者の姿勢が妻にも伝わったのだろう。
結局、子は鎹。
先人の作ったことわざは、真理をついている。