仕事をしていると、しばしば無力感に苛まれることがある。
この作業って何のためにやっているんだろう。
資料を頑張って作ったけれど、採用されなかった。意味なかったな。
こんなときは、気持ちは塞ぐしやる気も起こらない。
ナイーブな人は、これだけでやる気をなくしてしまうだろう。
仕事に限らず、生きていて結果がでない、ということはままある。
女の子とデートしたけれど、うまくいかなかった。
友人や家族のためにイベントを企画したけれど、あまり喜んでもらえなかった。
こういうことはよくある。
こういった失敗をすると、やはり落ち込んでしまうだろう。
だが、くよくよする必要などない。
注意深く見てみよう。
上記のような例に共通していることがある。
まず一つ挙げられるのは、チャレンジしたこと、だ。
失敗は、何かの作業に取り掛かった結果得られるものだ。
何もしなければ、結果は得られないのだから、失敗もない。
まずは、一つのことにチャレンジしたこと。
その精神がすばらしいではないか。(たとえ、上司に命令されてやったことだったとしても、だ)
そして、もう一つ。
これが一番大きいのだが、それは、経験を得たこと。
今回の失敗は、次に同じことを行う際の経験になる。
プレゼン資料の作成だったら、次はもっと短時間で資料作成ができるだろう。
デートだったら、次はもっと女の子を楽しませることができるだろう。
逆に言えば、こういった失敗を経れば、スキルも上がっていく。
だが気をつけないといけないのは、ただただ失敗を繰り返せばよい、ということではないこと。
失敗に対して、きちんと反省し、何が悪かったか分析することが必要だ。
これを忘れてはいけない。
その昔、エジソンは言った。
『私は失敗をしたのではない。1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ』
うまくいかなかったときは、振り返り、二度と同じことを繰り返さない。
それが大事だ。