運転は機転も大事

どうやったら、運転がうまくなるのだろうか。

ここ数年ずっと思ってきたことである。

 

18歳で免許をとり、その後十数年ペーパードライバーだった。

結婚し、郊外に引っ越して運転するするようになってから数年。

確実に運転技術は上がっていることは自覚している。

しかし、運転の上手さはテクニックだけではない、と最近思う。

 

その人の、状況判断力や方向感覚、とっさの時に機転が利くか等、それまでの人生で培ってきた能力も深く関係している。

 

この間、家族で動物園に車で出かけたときのこと。

初めて行く動物園だったので、ナビを使うことにした。

車に取り付けられたナビもあるが、情報が古いので、いつもどおりスマホのナビ(無料)を使用することに。

 

目的地を設定し、出発。

娘(まだ0歳)の初めての動物園だったので、動物を見て喜ぶ姿を思い描きながら運転。

途中までは調子よく運転していたものの、目的地近くになって、調子が狂いだした。

 

「あれ、なんか動物園から遠ざかってない?」

 

スマホのナビに従い、道を曲がった途端、妻が言い出したのだ。

妻は車に取り付けられた画面を見ながら言っている。

 

確かにそっちの地図を見ると、広範囲な地図の端っこの方に目的の動物園があり、そこから遠ざかる方向にハンドルを切ったことになっている。

 

「あれ、おかしいな。ちゃんとナビどおり進んでいるんだけど」

 

そう言ったところで、筆者の脳裏にある考えがよぎった。

 

動物園周辺には、その動物園の名前が付いた施設がたくさんある。

もしかして、誤ってその内の一つを目的地に設定してしまったのではないか。

 

ここで冷静に状況判断できる人だったら、一旦車を止めてスマホのナビの設定を確認するか、車の方の地図に従い車を進めるかするだろう。

しかし、筆者は軽くパニックになってしまい、そのまま車を進めてしまった。

おそらく、妻に格好悪いところを見せたくないという、焦りもあったのだと思う。

 

その結果、車は小さな駅近くの車幅の狭い入り組んだ道に迷い込み、脱出するのに時間がかかってしまった。

おまけに、そこから出てようやく辿りついた動物園の入口(複数ある入口の中の一つ)は、遊園地スペースのある入口で、目的の動物園スペースの入口とは真逆だったのだ。

 

結局、娘もグズったため、遠い動物園スペースまで行くのは諦め、まだ乗れる乗り物がない遊園地スペースをウロウロして終わる、という切ないお出かけとなってしまった。

 

ちなみにいうと、筆者は一応下調べをしていたので、止めた駐車場が遊園地スペースの入口だとわかっていた。

しかし、妻がイライラしていたので早く到着してしまいたいという思いと、動物園スペースには入ってから移動すればいいだろうという思いで、遊園地スペースの入口近くの駐車場に止めたのだ。

ここでも、状況判断力のある人なら、ちゃんと妻に説明した上で動物園スペースの入口に車を進めることができるのだろう。

というわけで、この日はせっかく朝早くから出かけたにもかかわらず、却って妻からの評価を落としてしまうという散々な結果になってしまった。

 

しかし、ここで諦める筆者ではない。

もう同じ失敗をおかなさいというのが重要なのだ。

 

次は見ておれ・・・!

 

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