何か新しいことを始めるときに、大事にしていることがある。
それは、
どうやれば楽しめるか
である。
これまでの経験上、義務感でやってきたことは全く続かなかった。
受験勉強、筋トレ、規則正しい生活、等。
楽しみが見出せないから、やっているうちに息苦しくなり、一旦中断してしまうと、再開するのに多大な労力が必要となる。
一方で、英会話、ジョギング、ギターはもう何年も続けている。
一番長いのが英会話で、かれこれ10年。
ギターは比較的短いが、もう4年くらい経つ。
好きでやっているから長く続けられるのだが、初めから好きだったわけではない。
はっきり言って、どれも最初は義務感で始めた部分が大きい。
たとえば、
英会話は、仕事で必要となるから。
ジョギングは、健康維持のため。
ギターは、妻の鶴の一声で。
こんな具合である。
やらずに済むのならそうしたかったが、しかし、どれもやった方がいいに決まっているのは明らかだ。
だから、どうやったら続けられるか、一生懸命考えた。
そこで思いついたのが、3つのコツだった。
一つ目が、楽しい未来を想像してみること。
英会話なら、海外の友だちと楽しく話している場面や、外国人が書いたブログを読んだり、海外旅行を楽しんでいる姿。
ジョギングなら、引き締まった身体や若々しい外見。
ギターなら、好きな曲を弾いて喜ぶ妻の姿。
そうやっていいイメージを思い描くと、自然と「今日も頑張ってみるか」という気持ちになれる。
そして、ポジティブな気持ちで取り組むと、やっているのが楽しくなってきて、終わったときに、「またやろう」と思えるのだ。
二つ目のコツは、続けようと思う対象について、自分はどんなところが好きか、を考えることだ。
英語なら、会話で使えそうなイディオムを見つけ、それを英会話クラスで使ってみることだったり、ギターなら、好きなコード進行を気持ちを込めて弾くことだったりする。
こうやって、自分の気持ちを常にプラスの方向へ導いてあげるのだ。
そして、三つ目のコツ。
それは、無理に続けようとしないことだ。
続けるためのコツとしては一見矛盾しているようにも思えるが、これが結構大事だ。
というのも、無理に続けようとすると、義務感が生じ、続けるのが嫌になってしまいかねない。
サボりたいのならサボってもいいし、しばらく距離をおきたいのならそうしてもいい。
それくらいの気持ちでいると、結果として長く続けられる。
嫌いになっていないのなら、また近いうちに再開したくなるからだ。
今は英会話、ジョギング、ギターがすごく楽しい。
そして、続けていてよかったと思っている。
きっとこの向き合い方は趣味にかかわらず、人間関係や仕事にも通じるのだろう。
つまり、どういう気持ちで、他人なり仕事に向き合うか。
義務感を持って向き合っていないか、が大切なのだろう。