ここ数ヶ月、小説もろくに書かず余暇の大半をFXに費やしている。
先日のエッセイにて、FXの負けを取り戻した、と書いた。
しかしここにきて、また負けが込んでいる。
以前ほどの負けではないが。
しかし、こんなに何度も負けているのに、不思議とFXをやめようとは思わない。
分析すると、その理由は二つあるように思う。
一つは、単純にFXが楽しいから、である。
FXにギャンブル性があるのは否定できない。
勝てるときもあれば、負けるときもある。
しかし、負けたあとにチャートを見返すと、必ず負けた理由が見つかる。
そこで得た教訓を次のトレードに生かすのだ。
戦略を練り、今なら勝てると思い、ポジションを持つ。
負けた時はその理由を分析し、勝った時はもっといいタイミングで
ポジションを持てなかったかと検討する。
そんな作業の繰り返し。
昔に比べて徐々にうまくトレードできるようになってきているのだが、
だからと言って簡単には勝たせてくれないのが相場。
しかし確かに自分のスキルが上がっているという感覚を得られることが、この上なく楽しい。
頑張った結果が自分に帰ってくる。
しかもその結果が、お金なのだから言うことない。
FXを続けるもう一つの理由は、自分ならFXで十分に結果を残せるという確信があるから、
である。
もちろん、その確信に根拠はない。
しかし、先に述べたようにFXとは相性が良さそうだ。
チャートをずっと見ていても苦痛ではないのだ。
FXで十分な利益を出している人は、1割程度と言われている。
この割合をあなたは少ないと思うだろうか?
筆者はそうは思わない。むしろ、多いと思う。
これは、「○○試験の合格率」と一緒の考え方である。
例えば、合格率10%の試験というと、とても難しい試験のように思える。
しかし実際のところ、母数の中には、受験を辞退した者、記念受験組、
十分な準備ができなかった者が大半を占める。
つまり、真剣に試験対策を真剣にしていれば、
案外とすんなりと合格してしまうものなのである。
FXのトレーダーも、多くが初心者やロクな努力もしない者であろう。
(彼らの多くは、損をしてしまったまま、相場から退場していくだろう。)
そう考えると、真剣に取り組めば、十分に結果を出せる確率はぐっと高くなる。
このように、FXに対してポジティブな感情を持っているという時点で、
成功への道が開かれているといえよう。
筆者がFXを始めたのは理由がある。
将来どんな状況になっても、しっかりと自分で稼いで食べていけるようにするためである。
人生、何が起こるかわからない。
怪我や病気により、今の仕事を続けることができなくなるかもしれない。
家を出ることが困難な状況に陥ることになるかもしれない。
そうなったら、どうやってお金を稼げるだろう?
一生他人の世話になることになるかもしれない。
もしそんな状況になったとしても、FXであれば片手があればできる。
つまり、FXで十分利益が出せるようになっていれば、
困難な状況に陥ってもお金に困ることを防げるのである。
必ず、FXで結果を出せるようになる。
筆者はそう信じている。